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ブロックチェーンはあまりに革新的な技術と言われていて既存の金融の知識が豊富な人ほど理解に苦しむとのこと。 そもそも電子マネーとどう違うのか。 電子マネーは中央集権型。 仮想通貨は非中央集権型。 以下自分なりにまとめてみた。   電子マネーはこんな感じ。 管理してる会社があって電子マネーを発行している。 管理会社は中央のコンピューターで電子マネーの取引を管理していて、コンピューターは侵入されないように厳重に守られている。 利用者Aが電子マネーを使いたい場合は日本円を使って購入することが出来、 購入すると利用者Aのスマホに残高が反映される。 利用者Aが利用者Bに電子マネーを支払うときは 「AからBに5コイン送金する」と管理会社に通知する。 管理会社は送金の通知を受けるとAの残高を5コイン減らし Bの残高を5コイン増やす。 このシステムは次の2つの問題を抱えている。 1つは悪意を持った誰かが中央のコンピューターにハッキングを行い、 致命的なダメージを受けるようなことがあるとシステムがダウンしてしまうこと。 致命的なダメージを受けずとも、台帳を盗まれてしまうだけで問題が起きる可能性が高い。 2つ目は管理者を信頼する必要があること。 管理者はこのシステムによるビジネスを構築しているので不正はしないだろうが、絶対にないとは言い切れない。 万が一にも報告されたのと違う記帳を行い、差額を自分の残高に貯め込むということをしないとも限らない。 分散型台帳はこんな感じ。 電子マネーの仕組みに対して、仮想通貨は「ブロックチェーン」という技術を用いた全く新しいシステムを構築している。 仮想通貨のネットワークではコインの管理を中央のコンピューターで行うのではなく いくつものコンピューターで同じ台帳を共有している。 そしてこの台帳は電子マネーのそれとは違い、公開され、誰でも中身を見ることが出来る。 中央による管理がなされないシステムなので、 台帳への記載はネットワークに参加している有志の記載者によって行われる。 利用者Cが利用者Dに支払いをするのは次のように行われる。 Cは「Dに対して5コインの送金をするよ」と全ての記載者に通知をする。 すると記載者はこれまでの帳簿を参照し Cは本当に5コインを所有しているのか、Dと同時にEにも送金する「二重支払い」などの問題が無いかなどをチェックする。 記載者全員がこの送金に問題はないと確認が出来るとそれをすべての台帳に同時に書き込む。 その情報はブロックチェーンというシステムを利用しており、 後から書き換えることが出来ない。 取引台帳は世界中にいくつもああるので、仮にそのうちのいくつかがハッキングされておかしくなったとしても 正しい台帳は圧倒的多数として存在しているので問題はない。 そして台帳は公開されているのでこの台帳に記載されていれば コインの正当な所有者として認められるということになる。 記載者はお互いに台帳の記載内容をチェックし合っているので 異なる記録が記載されることもない。 これにより記載者を信頼することなくコインの取引を行うことが可能になる。 つまり管理主体を必要としない取引の仕組みが実現する。 仮想通貨における分散台帳のシステムの特徴として以下のようなことが挙げられる。 1.取引の信頼性が高い 2.ハッキングに強い 3.誰かを信頼する必要がない 4.決済コストが安い 分散型台帳の仕組みがもたらしたもの 分散型システムはネット上の電子データを無条件で信頼できるようにした。 今まではネット上の電子データを信頼することは難しかった。 電子データというのは書き換えが容易だからだ。 パスワードやSSL認証などで情報を信頼できるようにする試みは行われてきたが 根本的な解決にはなっていなかった。 しかしブロックチェーンという仕組みを使えばこの問題を根本から解決できる。 ブロックチェーンに書き込んだ記録は改ざんできない。 つまりブロックチェーンというシステムを用いているならば その電子情報を無条件で信頼できるようになったのだ。 仮想通貨以外にもありとあらゆる分野で ブロックチェーンの利用は広がっていくとみられている。