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安倍晋三首相が地元山口県になぞらえて提唱した
アベノミクスの「三本の矢」。
 
中身は
 
 ① 機動的財政出動
 ② 大胆な金融政策
 ③ 投資を呼び込む成長戦略
 
その中でも今回は②の金融政策のキモとなる
量的金融緩和について。
 
安倍総理と黒田日銀総裁が(信じられないことに)タッグを組んで、
目標インフレ率2%を掲げた。
 
さて、そもそも
安倍総理が目指した“インフレ”とは一体なんだろう?

 

インフレとは?

 
学校では物価の上昇って習ったよね。
テストでもそれで○が貰えると思う。
 
でもちょっと待って。
本当にそうなんだろうか?
 
考えてみよう。
ある商品が100円で買えていたのに、
102円出さないと買えなくなる。
 
100万円で買えていた物は、
102万円出さないと買えなくなる。

これが物価上昇率2%だね。
文字通り物の価格が2%上がった。
 
 
じゃあなぜ物の値段が変動するんだ?
 
変動してないよ。
 
その証拠に、”ドル建て”なら変わってない。
その商品(日本円で100円の商品)が米ドルでなら1ドルだったとする。
日本で2%のインフレが起きても同じ1ドルだよ。1.02ドルにはならない。
 
 
 
ここで気づけるね。
 
インフレは物の値段が上がる事じゃなく、
“円の価値が下がる”ことなんだ。

 
通貨である日本円そのものの価値が変わる。
もちろん額面上は変わらない。
1万円札は1万円だし、100万円は100万円だ。
でもその中に含まれる価値だけが変動している。
 
 
 
さあ、お金の価値が下がる。
これで国民はどうなるか。
貨幣価格の下落の煽りを最も顕著に受けるのは、
貯金を切り崩して生活する人や年金受給者。
つまり高齢者だ。
 
もちろん給与所得者も物価変動の影響は受けるけど、
物価に合わせて給与所得も増加する。
年金給付金額も「物価スライド」という制度で物価に合わせて給付額が変動するけど
制度の都合上、追いつくのにかなりの時間を要する。
つまりそう言った意味で高齢者が通貨価値の下落の影響を一番受けやすい。
 
そりゃそうだ。
銀行口座の額面は同じでも、そこに内在する価値は目減りする。
同じ1000万円が額面はそのままに980万円の価値に目減りしてる。
何もしていないのに、20万円分も消し飛んでいる!
 
なぜ高齢者がアベノミクスの量的金融緩和に反対しないのか謎だけど(笑)
話を進める。
 
僕たちがインフレで損をするのはわかった。
じゃあ、インフレで最も得をしたのば誰なのか?
 
明らかに“政府”だ。
なぜか。
 
 
通貨価値が下落すれば、
「日本国が背負っている借金の価値」が目減りするから。
 
日本には1000兆円以上の借金があるよね。
計算しやすくここでは1000兆円としよう。
 
そんな国で流通している通貨の貨幣価値が%下がれば?
借金の価値も2%下落する。
そう。
1000兆円という額面はそのままに、
なんと20兆円分の借金を事実上消すことが出来る。
 
これはまさにマジック。
鮮やかだ。
 
アベノミクスです!
量的金融緩和です!
黒田バズーカです!
景気良くなります!
 
ふざけんな。
僕達の持ってるお金の価値が下がり続けてる。
 
気づかないといけない。
 
国だけが借金を減らしてる。
しかも根本的な解決にはならない。
自分たちが任期を終えるまでの時間稼ぎでしかない。
 
 
 
日本の株価が上がったのは本当に日本が好景気だからなのか?
ありのままを見るとわかる。
外国からの日本株購入は97減っている。
つまり外国人は日本株の利益を確定し、もう日本への投資から
手を引いたんだ。
 
なんでそんな大量の株が売却されているのに株価が下がらないのか。
誰が株を買っているのか?
 
GPIFだ。
GPIFとはGovernment Pension Investment Fundの略。
要するに僕らの年金を運用している機関。
GPIFは世界で最大の機関投資家と言われている。
 
そんな期間が日本の株を買えばそりゃ株価上がるよ。当たり前。
つまり日本株式が上がったのは好景気だからではなく、
「GPIFが買ったから」ということだね。
 
本来株式というものは企業への”期待”で買われる。
しかしアベノミクスで株価が上がったのは期待で買われたのではない。
むしろ期待の度合いで言えば、海外投資家が客観的に判断したように手を引くレベル。
 
企業への期待なんか全くないにも関わらず株価が上がっている。
ということは適正な価格ではないということ。
バブルであり、いつ暴落してもおかしくないということ。